利益相反
いよいよ東京でも桜が咲いてきました。弊社の墨田区でもスカイツリーの下の桜のつぼみが少しづつ増えてきております。
今年は、花見でも行きたいですね。
さて、M&A業界ではずいぶん前から利益相反の件が問題視されています。
弊社のような仲介業者が買い主Aと売り主Bと同時に媒介を結ぶことで、どちらかに有利な条件を提示し、
比較的有利に売り手に金額を受け渡す流れになるのでは???とご指摘をお客様より受けたこともございます。
不動産業界では比較的行われてるやり方ではあるのですが・・・
しかしながら、同時に各社共に機密保持を締結している以上、弊社がどちらかに対し、条件を開示することはないです。
例えば、売り主Bより、「過去に他社仲介業者から0000万円で金額提示があった」等と具体的な数字を示され、なおかつこの数字を基準にした上で、買い手を探して欲しいといった一連の流れで話を進めるケースはございます。ただし、その場合にも弊社は「打ち合わせシート」を提出し、サインを頂く形をとっており、将来、言った言わないを防ぐ一つの対策を講じております。とてもアナログなやり方ですが、これはとても重要です。
また、弊社は宅建業者でもあるため、会社のM&Aと同時に不動産売買のご依頼を受けることがございますが、弊社では、M&Aが発生した際の副次的な不動産売買につきましては、売り主自らで探して頂くか、あるいは弊社と提携しております、不動産業兼任でM&A仲介業を行っている会社に依頼をし、当社が不動産に関する仲介手数料の報酬は頂かないようにしております。(提携先と売り主側で取引して頂く)実は、こちらの方が上記の件よりもとても重要です。例えば、1億円の不動産を売買した場合、宅建業法上、仲介手数料は正規手数料で、約306万円+消費税となります。。。弊社が行う不動産会社のM&Aの仲介手数料は、スモールM&Aが中心なため、手数料額が300万円を超える案件は、年間でも約2割のみです。つまり、「不動産を仲介をしたいが為に、作為的にM&Aを仕掛ける」と当社が認知されてもおかしくないのです。また、先ほどのM&Aの副次的な不動産売買仲介に携わって頂く先にも、M&Aに関する不動産取引のリスクを知らない方々が実際には大いのが現状なため、何も知らない不動産業者が売り手紹介で事を進めた関係で、M&Aにも影響を及ぼし、揉めているという方々もおります。不動産を絡めるM&Aにも熟知された専門業者を利用することをおススメ致します。
信用商売なので、弊社はこういう点はきっちり行っております。